2007年10月31日
【本の紹介】向後千春・冨永敦子(著)『統計学がわかる』
今年度のBeatingには「5分で分かる教材評価講座」と題した特集記事が毎号掲載されています。
最新のBeatingでは数字では捉えられないものを評価するための方法として、ポートフォリオ評価法を紹介しましたが、評価の方法において数字を用いる方法の占めるウェイトが大きいのが事実です。そして、数字を用いた評価方法の考え方の基礎をなすのが、統計学の考え方です。
統計的手法は評価に限らず便利な道具として用いられるものですが、どのように学習したらよいのかという疑問がよく聞こえてきます。そこで統計的手法の自学自習の助けとして、一冊の本を紹介します。
向後千春・冨永敦子(2007)『統計学がわかる:ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学』技術評論社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774131903/
この本は、もともと早稲田大学の向後千春先生が、Web教材として公開されていたものです。
この本の第一著者である向後千春先生は、心理学を基礎としたインストラクショナルデザインをご専門とされています。つまり、「統計学の専門家が書いた本」ではなく、「統計的手法に詳しい、教えることのデザインの専門家が書いた本」ということです。もともとのWeb教材も、インストラクショナルデザインの専門家によるものだけあって、統計的手法の知識のない学生からも「あのサイトはわかりやすい」と評判でした。
統計の勉強をしてみようと思うけれども、どう勉強したらよいのかわからないという方は、Web教材から試してみてはいかがでしょうか。
[北村 智]
