2009年9月29日
Beating 第64号:取材ノート (佛教大学教育学部 黒田恭史先生)
2009 年8月27 日に佛教大学教育学部 黒田恭史先生の研究室にお邪魔しました。
インタビュー内容について、詳しくはBeating 第64号の本文をご覧ください。
先生は科学研究費補助金 基盤研究(B)で「脳内生体情報を用いた計算・図形処理過程における学習モデルの構築」という課題で研究をされました。
実は黒田先生は、映画「豚がいた教室」(前田哲監督)の原作である『ブタのPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』(ミネルヴァ出版)の著者として、「命の教育」に力を入れられたことで有名でいらっしゃいます。8年間学校現場で生徒と触れあったご経験を活かし、現場あっての実践的な教育学を脳科学の切り口から見られていらっしゃるとの事です。
実験で使用するのはこんな装置です。
これは光計測装置といって、脳の中のヘモグロビンの値を測ります。算数の計算や図形を学習しているときの脳活動を計測し、学習するときの特徴を探るのです。その特徴に対して、教える側はどうアプローチしていけば適切に教えることができるのか研究なさっています。実際に実験を見せていただきました。
パソコン画面を前に、被験者の方は、リラックスした様子で数学の問題に臨まれています。
リアルタイムに現れるグラフの変化を、固唾をのんで見守る私たち。広い会議室には数字を入力するキーボード音と、時々難問に頭を悩ませる被験者の方の「う~ん」という声が響きます。問題が進んだ次の瞬間、被験者の方が問題の方略を手に入れられました。グラフの値がスッとさがった時、会場は思わず「おお!」と感嘆に沸きました。
取材の間こっそりしまっておいた先生の著書に、快くサインしてくださった黒田先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。
インタビュー:帯刀菜奈
