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Beating 第71号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第71号     2010年4月27日発行
現在登録数 2,301名

2010年度Beating特集「@Eduなう!」


http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m071

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 こんにちは! 2010年度第1号となるBeating 第71号をお届けいたします。

 今号より、「@Eduなう!」と題して、Twitterとメールマガジンを連動させ
た新しい特集が始まりました。新特集では、BEAT公式Twitterアカウント
(@beatiii)でBEATメンバーがつぶやいた現在の教育に関する最新情報のうち、
より抜きの数編を解説いたします。また、新特集の開始に伴い、新たな試みの
一環として、メルマガの文章量を減らしつつも、さらに内容の濃い紙面を目指
しました。ぜひご一読ください。

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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃ 
┃■お知らせ・BEAT Seminar 2010年度第1回 BEAT公開研究会
┃「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」
┃ 2010年5月29日(土)開催!
┃■お知らせ・2009年度 第4回 BEAT公開研究会 Webサイトのご案内
┃■お知らせ・「デジタル教材の教育学」刊行のお知らせ
┃■編集後記
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┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
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■2010/04/09 1:08:16 http://twitter.com/beatiii/status/11830762366
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃アメリカ統一カリキュラム案に対するある数学者からの批判について触れら
┃れています。 RT @educationweek Blog: One Math Professor's Take on t
┃he Common Standards http://bit.ly/aqWodp
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
│ 今、米国では,数学の統一スタンダード(カリキュラム)の開発が進め
│られています。米国では、K-12の教育の決定権は州にあり、このスタンダ
│ードも採用の判断は州に任されています。ある数学者は、このスタンダー
│ドの解釈には多義性があると主張しており、州で採用しないよう求めると
│しています。例えば、8年生で直線を学ぶ前に、7年生でy=kxの関係を理解
│する必要がありますが、教科書によっては、そのように結論されない可能
│性があると指摘しています。


■2010/04/08 10:52:38 http://twitter.com/beatiii/status/11799307931
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃電子ブック利用はAmazon Kindleのようです。電子版の専門書も充実し始め
┃ています。MT @shigejam:研究者のデジタルメディア利用調査:電子ジャー
┃ナルの利用増加、図書館利用の減少、電子ブック利用は10%程度。 http://
┃bit.ly/d8fjty
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
│ 2009年に米国の研究者に実施された調査から、彼らが学術情報を収集す
│る際に、以前ほど大学図書館を利用していない実態が明らかになりました
│。今や、多くの研究者たちは、印刷よりも電子的な形式で論文を読むほう
│が快適だと感じるようになっているということです。最近では、Kindleや
│iPadなど、電子ブックを気軽に読める機器も登場しました。「読む」環境
│が激変する中にいる私たちは、この変化をどう受けとめるべきかを考えて
│ゆく必要があるでしょう。


■2010/04/02 23:57:20 http://twitter.com/beatiii/status/11484176307
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃デジタルネイティブ世代にも「デジタルデバイド」があるという指摘。 >
┃Providing Access to the Web is Not Enough : Northwestern University
┃ Newscenter http://ow.ly/1u33j
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
│ デジタルデバイドという言葉が語られ始めたとき、それはネットへのア
│クセスの有無を示すものでしたが、デジタルネイティブ世代にはそうでは
│なくなりつつあります。この記事で指摘されていることは、デジタルネイ
│ティブ世代であっても、社会経済的地位が高いほど「ネット利用のノウハ
│ウ」に詳しいという「格差」が存在するということです。ICTを利用した
│教育サービスを開発する上でも、情報教育を進めていく上でも重要な指摘
│だと考えられます。

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┃お知らせ│BEAT Seminar┠──────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛BEAT Seminar 2010年度第1回 BEAT公開研究会
「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」
 2010年5月29日(土)開催!
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 Apple社のiPadやAmazon社のKindleなど、電子書籍の流通基盤になる個人用
デバイスが普及し始めています。アメリカでは多くの教科書が電子化され、教
材の流通に革命的な影響をもたらす可能性があります。
 当面、教科書や参考書などの電子化が進むでしょう。しかし、長期的に考え
れば、電子環境への移行によってもっと大きな変化が起きる可能性があります。
このセミナーでは「誰が作り、学習者にどう届けるのか」という流通システ
ムの変革と「電子環境ならではのマルチメディアとの統合」というテーマをと
りあげ、電子書籍時代の教材の新しい形について議論を深めていきたいと考え
ています。みなさまのご参加をお待ちしております。

■日時
2010年5月29日(土) 14:00〜17:00

■場所
東京大学 本郷キャンパス
情報学環・福武ホール(赤門横)福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>>http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map42.pdf

■内容
1.講演1 14:05-14:50
「電子書籍の衝撃」
佐々木俊尚(ITジャーナリスト)

2.講演2 15:00-15:40
「電子書籍時代のマルチメディア教材」
未定(※交渉中)

3.参加者によるグループディスカッション 15:40-16:00

4.パネルディスカッション 16:00-17:00
「電子書籍時代の新しい教材の形とは」
司  会:北村 智  (東京大学 特任助教)
パネラー:佐々木俊尚 (ITジャーナリスト)
未定(※交渉中)
山内 祐平 (東京大学 准教授)

※iPadとKindleの体験コーナーを開設いたします。

■定員
180名(お早めにお申し込みください)
申込ページ:http://www.beatiii.jp/seminar/index.html

■参加費
無料

■懇親会
セミナー終了後1F UTCafeにて
参加希望者(¥3,000)

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┃お知らせ│ Web ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛2009年度 第4回 BEAT公開研究会 Webサイトのご案内
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 2010年3月27日(土)に、公開研究会「2009年度 第4回 BEAT Seminar」が行
われ、たくさんの方々がご参加下さいました。ありがとうございました。

 セミナーでは、BEATの第2期の成果報告の後、慶應義塾大学 SFC研究所 上席
所員 松村太郎氏、株式会社RCF 代表取締役社長 藤沢烈氏をお招きし、ご講演
を頂いたあと、参加者によるグループディスカッションならびにパネルディス
カッションが行われました。

 その内容を BEAT Webサイトに本日公開いたしました。当日出席出来なかっ
た方、内容を振り返りたい方など、どうぞご覧下さい。

http://www.beatiii.jp/seminar/041.html?rf=bt_m071

┏━━━━┯━━━━┓
┃お知らせ│ 書 籍 ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛「デジタル教材の教育学」刊行のお知らせ
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 BEATに関わる多くの研究者が執筆に携わりました「デジタル教材の教育学」
が、東京大学出版会より出版されました(A5版208頁・税込み3360円、ISBN:
978-4-13-052079-9)。本書は、BEATで行われてきた研究プロジェクトや教育活
動をもとに執筆されています。
 デジタル教材の歴史・思想・設計・評価に興味をお持ちの方は、ぜひお手に
とっていただきたいと思います。

<目次>
序章 デジタル教材と教育学 
第1部 デジタル教材の歴史と思想
1章 個人差に対応する:CAI
2章 学びの文脈を作る:マルチメディア教材
3章 議論の中で学ぶ:CSCL

第2部 デジタル教材の活用と展開
4章 第2言語習得での活用:Computer-Assisted Language Learning
5章 企業内教育での活用:eラーニング
6章 学びと遊びの融合:シリアスゲーム

第3部 デジタル教材のデザイン論
7章 デジタル教材を設計する
8章 デジタル教材を評価する
9章 デジタル教材の開発1:おやこdeサイエンス
10章 デジタル教材の開発2:なりきりEnglish!

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┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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 昨年度までの担当・御園に代わり、今号から「Beating」編集担当となりま
した椿本弥生(つばきもと みお)と申します。どうぞよろしくお願いいたし
ます。
 さて、今号から始まったTwitterを利用した特集はいかがでしたでしょうか?
Twitter利用状況調査
( http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/cyber/research/twitter/ )に
よると、Twitterを知っている人は約70%にものぼりますが、実際に利用してい
る人は約8%にとどまるそうです。Twitterは、まだまだとても新しいツールな
のですね。これから、Twitterは教育やコミュニケーションにどのような影響
を及ぼしていくのでしょうか? 興味が尽きないところです。
 
 「Twitterを始めてみたいけれど、開始方法やアカウントのフォロー方法が
わからない・・・」という方のために、わかりやすいWebサイトを1つご紹介しま
しょう( http://www.greenspace.info/twitter/ )。まだまだ利用者が少な
いTwitterですが、上手に利用することで、教育はもちろん、色々なジャンル
の最新情報を入手し、多くの人とつながることができます。興味を持たれた方
は、これを機会にTwitterを始めてみてはいかがでしょうか? BEATの公式ア
カウント(@beatiii)もぜひチェックしてみてくださいね。・・・ただ、はまり
すぎにはくれぐれもご注意を!
 それでは、来月号もお楽しみに!

ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp

-------次回発行は5月25日の予定です。
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使用いたします。また、ご本人の同意なく、第三者に提供することはございま
せん。 

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ご遠慮いただいておりますので、転載を希望される場合はご連絡下さい。

□登録アドレスの変更、登録解除などは
  http://www.beatiii.jp/beating/?rf=bt_m071b

□ご意見・ご感想は…
「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)

□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m071c

□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2010. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.

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